일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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こんどういさみとかがく

近藤勇と科学

直木 三十五

直木 三十五의 近藤勇と科学(こんどういさみとかがく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 13,465자 · 28화면

아오조라 문고

金千代は、枚方で、新撰組の舟に、うまく乗れたし、城中から逃げる時にも、将軍が、天満橋から、茅舟で、天保山へ落ちたとすぐ聞いて、馬を飛ばしたが、間に合って、この舟に乗る事が出来た。同じように、馬でくると云っていた友人は遅れたらしいが

(彼奴は、紀州へ落ちただろう、然し、紀州だって、敵か味方か、判りはしない。彦根だって、藤堂だって、敵になったのだから――何んて、俺は、運のいい男だろう)

と、思うと

(何とかなるだろう)

と、自信がもてた。

「大阪城の御金蔵には、三千両しか無かったそうだし、江戸は君――あの通りだろう」

江戸では、小栗上野介が、軍用金の調達に奔走したが、フランスから借入れる外、方法がつかなかった、そして二人の貰った軍用金とて、少額なものであった。

「人気は悪いし――これで、負け戦になったら。今までさえ食え無いのが、何うなるだろう」

「そんな事を心配していたって――」

金千代は、そう云ったが、江戸へ入ると、幸運が、逃げてしまいそうにも思えた。旗本の相当の人で、蚊帳の無い人があった。鎧をもっている人は稀だった。百石百両という相場で、旗本の株を町人に譲って、隠居する人が、多かった。