후리가나로 읽는 일본 고전
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めいしんかい
迷信解
井上 円了
井上 円了의 迷信解(めいしんかい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 48,601자 · 96화면
と命ずれば、本人いちいちこれに答え、種々問答の末、本人急に正気に復することがある。そのときは本人の状態、あたかも夢のさめたるがごとくに覚ゆ。これを、狐がその体より去りたりと申しておる。あるいは狐憑き者の中には、狐が腹の中にすむと称し、その場所を探るに、肉の固まりのあるように感ずるとのことじゃ。また、これを追い出だす法には、本人を松葉いぶしにかけて苦しむることがある。実に残酷の話ではないか。その他の状態は、いちいち挙ぐることはできぬから略しておこう。
さて、狐惑、狐憑きの説明につきては、物理的方面と心理的方面との両様より考えなければならぬ。まず物理的方面にては、狐狸その体に、果たしてよく人を誑惑し得る知能ありやいかんを探り、またその挙動に、果たして怪しむべきところありやいかんを知ることが必要である。西洋にては狐の狡猾なることを唱うれども、人を誑惑するということは聞かぬ。ただし、狐の知力につきてはいろいろ研究したるものがある。その中には驚くべき機知を有することの例もあれども、これひとり狐に限りたるにあらず、高等動物にはこれにひとしき知力を有するものはすくなくない。