일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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めいしんかい

迷信解

井上 円了

井上 円了의 迷信解(めいしんかい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 48,601자 · 96화면

아오조라 문고

天狗の形の大体は山伏に似て、ある部分は鳥や獣に似ておるのは、かかる想像がいろいろに結びつきたるゆえである。そのくわしきことは、余の『天狗論』と題する書物につきて見るがよろしい。

このような怪談が世間に伝わるや、ひとたびこれを耳にしたるものは、山中に入るごとに、己の心よりあらかじめ天狗に遇うであろうと待ち設けておるようになるから、一層迷いやすく、かつ妄想を起こしやすい。諺に「幽霊の正体見たり枯れ尾花」とあるごとく、つまらぬものを見てただちに天狗なりと思うものである。かくして、諸方に天狗談が伝わるときは、物ずきの人ありてこれにいろいろのおまけを付け、針小棒大にいいふらし、また小説家や画工はこれを材料として一層人の注意を引くように繕い、数代の後には実に不可思議な大妖怪となりて、世間より歓迎せらるるに至るであろう。これに加うるに、宗教家中の山師連は、愚民瞞着の手段として天狗を利用し、ますます奇怪に奇怪をつけ加うることも、世間にありがちのことである。

世に天狗憑きと称するものは、狐憑き、狸憑きと同じく全く精神病の一種にて、一時の発狂と心得てよろしい。かの、途中にて異風の老人に遇い、あるいは空中を飛行し、あるいは諸方の高山を歴遊したりというがごときは、一種の夢にして、己の心中にて描きあらわせる妄想に過ぎぬ。