일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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めいしんかい

迷信解

井上 円了

井上 円了의 迷信解(めいしんかい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 48,601자 · 96화면

아오조라 문고

を唱えて、よくこれを医治したり」とのことじゃ。もし虫歯の癒ゆるは全く呪文の力ならば、油桶ソワカを唱えて治すべき道理はない。もし油桶にてよく治するならば、味噌桶ソワカにても、酒徳利ソワカにても、醤油樽ソワカにても差し支えなきはずである。果たしてしかりとせば、その癒ゆるは呪文そのものの力にあらずして、そのマジナイを受くる方にて、必ず癒ゆるに相違ないと信ずるによることは明らかである。されば、その療法は精神療法もしくは信仰療法と名づくる方が適当じゃ。ほかにもこれに類したる例がある。すなわち、「東京麻布に火傷の御札を出す所あり。その形名刺に似て、その表に「上」の字あり。この札をもって火傷の場所をさすればたちまち癒ゆるという。ある人、御札の代わりに己の名刺を用いしめたるも同様の効験あり」との話のごときも、病患の癒ゆるは御札の力にあらざることが分かる。

これを要するに、人の病は肉体の方より起こすものと、精神の方より生ずるものとの二とおりありて、その癒ゆるにも両面あると考えてよろしい。例えば、肉体の方にて種々の療法を尽くし、十分全治の見込みあるに、精神の方にてあまり病気を懸念せるために、その効の見えざることがある。