일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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おいついたゆめ

追いついた夢

山本 周五郎

山本 周五郎의 追いついた夢(おいついたゆめ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 20,427자 · 41화면

아오조라 문고

……それから彼はときどきやって来た、月にいちどくらいの割であったが、また訪ねて来てもおけいとはあまり口をきかなかったが、このあいだに、主人を待つ気持はだんだん薄くなっていった。

――やっぱり悪い事をした人で、それがわかって牢へでも入れられたのではないだろうか。

おけいはそういう不安につきまとわれ、宇之吉にも相談した。彼は尾花屋へいって慥かめたが、そこでも身許は知れないし音信はないという、……一年経ち、とうとう二年経ってしまった。

――宇之さんもお呼びなさいまし。

まる二年めの夏になると、吾平夫婦が頻りにそう云いだした。

――この辺はこんなに空地があるんだから、こっちへ来て植木屋をやったらいいでしょう、地面やなんかは私が心配しますよ。

おけいは心が動いた。自分のものではないが金はある、買うのが土地であるから、金をただ費消したことにならない。云いわけは立つと思って、宇之吉を半ばくどきおとすようなかたちで、妹と一緒に移って来させたのであった。今、――おけいと宇之吉が家のうしろにある丘の、松林の中に坐っている。

「ふしぎだなあ、まるで夢のようじゃないか、こんなことって聞いたこともないぜ」