후리가나로 읽는 일본 고전
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たいほしゅぎしゃ
退歩主義者
坂口 安吾의 退歩主義者(たいほしゅぎしゃ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 9,703자 · 20화면
題しまして、素人ノド自慢大会。馬吉はオンチであった。調子が狂っているところへ、頭のテッペンから出る金切声と、ヘソのあたりから漏れてくる唸り声と、天地の声が入り乱れて悶えるのである。
「いよウ。馬ちゃアん。待ってましたッ」
と、声がかかったことも有ったから、馬吉もゾクゾクした。うけたといっても一瞬の夢の素人の悲しさ、あとがつゞかない。
品川一平も心眼が狂っていたことに気がついた。
「テメエは役者は見込みがないから、道具方の下働きなら使ってやる。然し、テメエのような大メシ食らいはウチへ置けねえから、今日かぎり、ほかへネグラをさがしなよ」
「そんなのムリだい」
「なにがムリだい。配給もないくせに一升メシを食らいやがって、こっちが持たねえよ。上野の地下道へ行きゃ、なんとかならアな、退歩しろよ」
「いけないよ。地下道に米は落っこってやしないじゃないか」
「テメエの食い分はテメエでなんとかしやがれ。そこまで人が知るもんか」
と、追いだされてしまった。なるほど品川一平の説は正論である。馬吉は正論に対しては感服を忘れぬ男であるから、なるほど、もっとも至極であると思った。然し、感心してばかりもいられないから、一座の誰彼を拝んで、