일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しぜんかいのきょぎ

進化と人生(下)

丘 浅次郎

丘 浅次郎의 進化と人生(下)(しぜんかいのきょぎ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 55,568자 · 109화면

아오조라 문고

ただちにかたわらに備え付けられてあった食料を食うて速かに成長することができる。昔の人は観察が粗漏であったゆえ、この蜂がかく蜘蛛などを捕えて巣の中へ運び入れておくのを見て、これは蜂が蜘蛛を養うて自分の子とし、我に似よと命じて巣の中に入れておくと、ついに化して蜂となって養親の跡を継ぐのであろうなどと想像をたくましうして、似我蜂という名前をつけたのである。この場合親が苦労して造った財産はそのまま子にゆずられ、子はそのおかげによって安楽に成長し、ついに独立生活をなしうる程度までに発達するのである。また鶏などは似我蜂のごとくに特に餌となるべき虫を卵のそばに添えてはおかぬが、その代わり親鳥が自身に多くの餌を食して、その中の滋養分だけを漉し取って、卵の中へ込めて産むのであるから、これを似我蜂にくらべると一は粗製のままの滋養物、一は精製したる滋養物を子に供給するのであって、その間の相違は、あたかも潰と漉との相違に過ぎぬ。さればかく比較して見るに、鶏卵内の黄身もまた親から子に譲る一種の私有財産の変形とみなすことができる。

今まで述べた僅少の例によっても明らかに知れるとおり、動物には私有財産を有するものがすこぶる多くあり、かつ私有財産は親より子に譲られうるものであるが、動物の種類の数は百万以上もあることゆえ、その中から私有