후리가나로 읽는 일본 고전
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しぜんかいのきょぎ
進化と人生(下)
丘 浅次郎
丘 浅次郎의 進化と人生(下)(しぜんかいのきょぎ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 55,568자 · 109화면
変えられる。無限に変化のある物にはそのままでは名がつけられぬゆえ、便宜上これをいくつかの部分に分かち、それに名をつけておくよりほかにいたし方はないが、これはあたかも斜面を階段に造り変えたことにあたる。果物屋の亭主が最大から最小まで漸々移りゆく数多くの林檎を自分の見計らいで、これは一個六銭の部類、これは一個七銭の部類と便宜幾組かに分けるのも、鉄道の係りが、初生児から老年まで次第に移りゆく人間の年齢を、ここまでは無賃の部、ここまでは半額の部、ここからが全額の部と便宜三組に分けるのも皆これと同様の扱いをしているのである。虹の色を七つに分けるのも、もしも、各色の範囲を定めるならば、境界のないところに境界を造って、一種の模型に直したことにあたる。
また物に名称をつけると、その物を静止し固定せしめる傾きが生ずる。絶えず動いて変じゆく物にはそのままでは名がつけられぬゆえ、随時にある瞬間をとらえ、これをしばらく静止するものと仮定して名をつけるよりほかにいたし方がない。そうしてかく飛び飛びにいくつかの瞬間をとらえてこれに名称を付し、隣接する名称との間を繩張りで仕切ると、繩張り内だけでは動かなかったごとくに感じ、時の流れはあたかも静止の時期と、一足飛びの瞬間とが互いに相交代するごとき形に模型化せられる。