일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ゆうどうえんぼく

遊動円木

葛西 善蔵

葛西 善蔵의 遊動円木(ゆうどうえんぼく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 2,604자 · 6화면

아오조라 문고

あしたお別れという晩は、六畳の室に彼らと床を並べていっしょに寝ることにした。その晩は洋画家のF氏も遊びに来た。酒飲みは私一人であった。浪子夫人がお酌をしてくれた。私は愉快に酔った。十一時近くになって皆なで町へお汁粉をたべに行った。私は彼らのたべるのをただ見ていた。大仏通りの方でF氏と別れて、しめっぽい五月の闇の中を、三人は柔かい芝生を踏みながら帰ってきた。ブランコや遊動円木などのあるところへ出た。「あたし乗ってみようかしら? 夜だからかまやしないことよ……」と浪子夫人が言いだした。

「あぶないあぶない! それにお前なんかは乗れやしないよ」Tはとめた。

「でも、あたし乗ってみたいんですもの……」

浪子夫人はすっと空気草履を穿いたまま飛び乗って、そろりそろりと揺がし始めた。しんなりした撫肩の、小柄なきゃしゃな身体を斜にひねるようにして、舞踊か何かででも鍛えあげたようなキリリとした恰好して、だんだん強く強く揺り動かして行った。おお何というみごとさ! ギイギイと鎖の軋る音してさながら大濤の揺れるように揺れているその上を、彼女は自在に、ツツツ、ツツツとすり足して、腰と両手に調子を取りながら、何のあぶな気もなく微笑しながら乗り廻している。