일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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みちづれ

道連

豊島 与志雄

豊島 与志雄의 道連(みちづれ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 18,366자 · 37화면

아오조라 문고

所が一歩戸外に踏み出すと、街路にうろついてる乞食までが、どこかこう晴れやかなのびやかな影を帯びている。いくら高い所から覗いたって同じことだ。これは一体何故だろう。

そういう風に考えてくると、狭い庭の片隅の桃の木の根本から、すいすいと伸び出てる若芽の生長が、非常に羨しくまた驚異に感ぜられた。若芽の伸びてる方向を辿って仰ぎ見ると、昼間は無窮の蒼空が澄みきってるし、夜には無数の星が閃めいていた。

空澄む、星光る、……そうだ、そういう感じこそ常に胸の底に懐いていたいものだ。所で自分の生活は……。いや外的生活はともかくとして、せめて内的生活だけでも光あるものにしたい。考えて見ると、たとい高い所から覗かれてもびくともしないくらいに、常に晴れ晴れと輝いた心境でいたことが、今迄にいつかあったかしら、今後いつかあるだろうかしら。一体どうしたらいいのだろう。空澄む、星光る、そういった感じにしっかり根を下した世界が、どうしたら開拓出来るものかしら。とそんな風に僕は思いなやんで、毎日毎夜空を仰いでは、はてしない空想に耽ったものだった。

そしてふと思いついたのが、何処か高い山に登ってみようということだった。