일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ちがうへいはちろう

違う平八郎

山本 周五郎

山本 周五郎의 違う平八郎(ちがうへいはちろう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 13,142자 · 27화면

아오조라 문고

衣裳や髪容の高貴さが示す通り、これは信長の夫人の妹であった。

信長の夫人は美仍姫と云って、美濃の斎藤道三の娘である。彼女は美仍姫の妹で寧々と呼び、父道三が亡んだ時信長の許へ引取られたものであった。――姉の美仍姫も美人で評判だったが、寧々は容姿が姉まさりである許りでなく、気性も強く、薙刀と馬術にかけてはなまなかの若侍など遠く及ばぬ腕を持っていた。

平八郎が盃を貰うまで、眸子をとめて見戍っていた寧々は、やがて静かに起って奥へ去った。

「お寧々さま、どう遊ばしました」

侍女の村尾が追って来た。

「御気分でもお悪いのでございますか」

「あのような席にはいられぬ。構わないでお呉れ」

「それでも御年賀の席をお外し遊ばしては悪しゅうございますもの、もう暫くで済みましょうから、我儘を仰せられず……」

「我儘ではありません」

寧々は足早に自分の居間へ入って、くるりと侍女の方へ振返った。眉があがっているし艶やかな双の眸子は泪を含んでいた。

「さっきからの狼藉な有様、そなたは見ていて何と思った。――如何に無礼講の御酒宴とは云え、人の弱味を慰みものにして嘲笑うという法がありますか」