일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しゅうぶん

醜聞

山本 周五郎

山本 周五郎의 醜聞(しゅうぶん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 22,900자 · 46화면

아오조라 문고

功兵衛もむろんこれらのことは知っていたが、見たり聞いたりしたというだけで、彼にとっては少しも現実感をともなったものではなかった。

そして初めて、雪が降りだしたのだ。

さらさらと乾いた粉雪だから、功兵衛は萱笠をかぶっただけで下城した。彼は登城して必要のない限り、供の者は帰らせていた。登城には供を伴れる規定であるが、下城にはその規定がなかったからである。――さくらは保利橋のてまえの右側、炭屋と籠屋のあいだに待っていた。うっすらと白くなった道の雪あかりで、こもをかぶったその姿はすぐ功兵衛の眼についた。功兵衛は歩度をゆるめることなく、近よってゆき、彼女の前を通りすぎた。するとさくらが追って来た。

「だめだ」功兵衛はあるき続けながら、振り向きもせずに云った、「ついて来るな」

「あたしはいま死ぬほど苦しいんです」とさくらは舌のよくまわらない口ぶりで云った、「お酒がすっかりきれちまって、いまにも胸のここが潰れそうなんです」

功兵衛はあるき続けたが、橋のたもとまで来ると、追いついたさくらに縋りつかれた。絶えいりそうな喘ぎや、全身のふるえがじかに感じられ、功兵衛は立停った。