후리가나로 읽는 일본 고전
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きんぞくにんげん
金属人間
海野 十三
海野 十三의 金属人間(きんぞくにんげん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 78,616자 · 157화면
釜はくるくると、目にもとまらぬ速さでまわりだした。観客は拍手大かっさいである。
「これこれ釜さん。ちょいと見物の衆に拍手のお礼をなされよ」
雨谷がいうと、ものすごい速さでラセン回転をしていたあやしい釜は、ぴたりと舞台の中央に――おお、それは宙づりの形でもって、ぴたりととまり、おじぎをするように見えた。
またもや見物席よりは拍手のあらしだ。
「ごあいさつすみましたれば、つぎは大呼びものの大空中乱舞とござい。はーッ」
口上とともに、釜は舞台の上をはなれて、見物席の上へとんでいった。そこでひらりひらりと、まるでこうもりのように飛びまわるのであった。見物人は、ほうほうとおどろきの声を発してあやしい釜のあとを目で追いかける。
「どうです、検事さん」
蜂矢探偵は、長戸のそでをひいた。
「うむ、じつに奇怪きわまる。どうしてあんな空中乱舞ができるのだろうか。あれが仕掛けによるにしても、それは非常にすぐれた仕掛けであるにそういない」
「ぼくはあれについて、三人の技術者と、二人の科学者の意見をもとめましたが、この五人の専門家の感想はおなじでありました。つまりああいう運動は、今日の科学技術の力では、とてもやらせることができないというんです。