후리가나로 읽는 일본 고전
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きんぞくにんげん
金属人間
海野 十三
海野 十三의 金属人間(きんぞくにんげん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 78,616자 · 157화면
どんな奇抜な方法によって、新元素を作り出したつもりでも、けっきょくは元素表にある元素の一つであるか、あるいはその同位元素であるというところに、収斂してしまうのがおちであろう。
だが、ここにもう一度よく考えてみなければならないことがある。
それは、われわれのような俗人が論ずるから右のようになるが、しかし非凡なる頭脳と深遠なる学識をそなえた針目博士自身としては、新しい金属の創造などということは、けっして不可能なことではないと思われるのではあるまいか。そのへんのことは、われわれのうかがい知ることのできない領域だと、一時しておこう。
そこでもう一度、本筋へもどって考える。なぜ針目博士は、あのすばらしい生命誕生の研究をやりっぱなしにして、新金属などの創造にくらがえをしたのであろうか。惜しいではないか。
さあ、この答は、まったくむずかしい。博士は金属製造ということに、よほど強い魅力を感じたのであるかもしれない。だが、金属製造などということが、生命誕生の研究いじょうにそんなに魅力があるとは思われないではないか。けっきょく察しられることは、二つである。かの生命誕生の研究がまったく行きづまってしまい、研究の方向をかえなくてはならなかったものか。