일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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くぎぬきとうきちとりものおぼえがき

釘抜藤吉捕物覚書

林 不忘

林 不忘의 釘抜藤吉捕物覚書(くぎぬきとうきちとりものおぼえがき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 14,957자 · 31화면

아오조라 문고

三人の別べつの人間が、それぞれ三つの願望を祈って、それを、この竜手様が即座にかなえて下さるようになっておる。」

久住の様子が、いかにも真面目なので、三人は、笑えなかった。

口のまわりを硬張らせて、くすぐったそうな表情をした。

真剣を装って、庄太郎が訊いた。

「竜の手って、ほんとに、あの、竜の手なんですかい。」

「さよう。竜手様は、竜の手でござる。」

「竜に、手があるかなあ――。」

久住は、答えなかった。

庄太郎は、露骨に、冷笑かすような口調を帯びて、

「一人につき三つだけ、何でも願いごとをかなえて下さる。ふん、どうです。旦那は、何か三つ、お願いにならねえんですかい。」

三

たしなめるような眼で、庄太郎を見据えた久住は、

「いかにもわしは、わしの分を、三つだけお願い申した――そして、かなえられました。」

重々しく答えて、白い額部になった。

「ほんとに、三つお願いになって、三つとも、聞き入れられたのでござりますか。」

「さよう。」

「ほかに誰か、願った人は――。」

「拙者の以前に持っておった者が、やはり三つの願をかけて、それも三つとも応ったとか聞き及んでおるが――。