후리가나로 읽는 일본 고전
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くぎぬきとうきちとりものおぼえがき
釘抜藤吉捕物覚書
林 不忘
林 不忘의 釘抜藤吉捕物覚書(くぎぬきとうきちとりものおぼえがき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 12,625자 · 26화면
裏口の方へ点々として続いているのが、遠くから藤吉の眼にはいった。
藤吉は振り向いて小僧の足を見た。裸足である。急ぎ八州屋の前に立つと、二つの小さな裸足の跡が大戸の潜りを出て、そこの一、二尺柔土を踏んで一つは左一つは右へ別れたさまが、手に取るように窺われる。藤吉は唸った。
「おうっ、小僧さん、長どんてなあお前より三つ四つ年上で、これも裸足で突ん出たろう。ええおう?」
勘次彦兵衛に挾まれてこの時追いついた小僧は、言葉も出ないようにただ頷首いた。
「二人ともでかしたぞ。」
とにっこりした藤吉は、何思ったかやにわに履物を脱ぎ捨てて、
「彦、勘、俺たちもこれだっ!」
「合点だ。」
声とともに二人も地上に降り立った。三人の下足を集めて小僧が提げた。早くも修羅場と呑み込んだ勘弁勘次は、
「親分、どこから踏み込みやしょう?」
と、麻葉絞りを鼻の下でぐいと結んで気負いを見せる。が、藤吉はぼんやり立っていた。勘次も彦兵衛もいささか拍子抜けの気味で、何気なく藤吉の眼を追った。藤吉は八州屋の門柱を見上げていた。
去年の暮れ、お染風という悪性の感冒が江戸中に猖獗を極めた折り、「久松留守」