일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ぎんさんじゅうまい

銀三十枚

国枝 史郎

国枝 史郎의 銀三十枚(ぎんさんじゅうまい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 35,863자 · 73화면

아오조라 문고

夫人よ是非ともお雇いなさい。そうしたら私は献立を命ずる『安眠』という献立をね」

私は安眠さえ得られなかった。

「助けて下さい! 助けて下さい!」

依然として救いを求めていた。

救ってくれるものがあるだろうか?

あれば彼だ! 基督だ! だが現代の基督は、どんな姿で現われるだろう?

私は漸時皮肉になった。私は漸時忍従的になった。だがいつも脅かされていた。

「きゃつは詐欺師だ、殺人犯ではない。五年か十年、刑期さえ終えたら、出獄するに相違ない。取りに来るぞ、銀三十枚! どうしたらいいのだ。返すことは出来ない! 彼女はその間に使ってしまうだろう」

だが人間というものは、そのドン底まで追い詰められると、反動的勇気に駈られるものであった。ある日私は自分へ云った。

「基督を求めるには及ばない。他力本願は卑怯者の手段だ。自分のことは自分でするがいい」

で私はすることにした。

そこで私は「左様なら」と云った。

直接彼女へ云ったのではなかった。泥沼の生活へ云ったのであった。

そうして「左様なら」を実行した。大した勇気もいらなかった。ほんの簡単に実行された。

何にも持たずに家出をし、お城近くの安下宿へ、私は下宿をしたのであった。