후리가나로 읽는 일본 고전
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どうせんかいじへん
銅銭会事変 短編
国枝 史郎
国枝 史郎의 銅銭会事変 短編(どうせんかいじへん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 106,745자 · 216화면
「むう、不思議! これは不思議!」
――思わず紋太郎が唸ったのはまさにもっとものことである。
団十郎と三津五郎
文化文政天保へかけて江戸で一流の俳優と云えば七代目団十郎を筆頭とし仁木弾正を最得意とする五代目松本幸四郎、市川男女蔵、瀬川菊之丞、岩井半四郎は云うまでもなく坂東三津五郎も名人として空前の人気を博していた。
「三津五郎さん、おいでかな」
ある日こう云って訪ねて来たのは七代目市川団十郎であった。
「これはこれは成田屋さんようこそおいでくだされた。さあさあどうぞお上がりなすって」
「ごめんよ」
といって上がり込んだがこの二人は日頃から取り分け仲がよいのであった。
「えらいことが持ち上がってね」団十郎は煙草を吹かしながら、「上覧芝居を打たなくちゃならねえ」
「上覧芝居? へ、なるほど」三津五郎はどうやら腑に落ちないらしく、「へえどなたのご上覧で?」
「それがさ、西丸の大御所様」
「ははあなるほど、これはありそうだ」
「満千姫様のお輿入れ、これはどなたもご存知だろうが、一旦お輿入れをなされては容易に芝居を見ることも出来まい、それが不愍だと親心をね、わざわざ西丸へ舞台を作り、私達一同を召し寄せてそこで芝居をさせようという、大御所様のご魂胆だそうだ」