후리가나로 읽는 일본 고전
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控
野村 胡堂
野村 胡堂의 銭形平次捕物控(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 157,440자 · 313화면
忠義立てさ。定五郎の伜はあの小僧の定吉さ。柄は小さいけれどあれでもう十八だし、気味の悪いほど智慧走っている。その上あの子は私に夢中だから、私のためにはどんなことでも仕てのけた。自分の父親を殺した宇八に怨みを返した上、五郎八とお六と半次が一万両の小判を嗅ぎ出して、うるさく付き纒うのでそれも片づけてしまった。あの子は全く害蟲のような恐ろしい子だよ」
「――」
これは何処まで信じて宜いか、平次も迷いました。お栄は相当以上に悪賢く、それに恐ろしく見栄坊ですから、この話の半分は嘘かもわからないのですが、近江屋半兵衛以後の殺しの大部分は、宇八と定吉と二人の手で行われたといっても、たいした矛盾のないことは事実です。
「親分は、私のいうことを本当にしないかも知れない。それも無理はないけれど、明日にでも芝巴町へ行って、大橋伝中という浪人者の家を訪ねてみるが宜い。あすこにいるのは友蔵といって永年使われている爺やがたった一人、私から聴いたといったら、何も彼も話してくれるだろう」
「――」
「それが嘘でない証拠を、何彼と並べ立てるより、お上の御用を聞いている親分を、この穴倉へ案内して来たことでもわかるじゃないか――私は、親分、斑組六人男の悪業の渦の中に引きずり込まれて、もがきにもがきながらも、親分のことが忘れられないばかりに――」