후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控
野村 胡堂
野村 胡堂의 銭形平次捕物控(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 157,440자 · 313화면
平次もこの相手の名には少し驚いた様子です。殺された近江屋半兵衛の、姪だか妾だかは知りませんが、兎も角も滅法仇っぽくて、魅惑的で、愛嬌がポタポタこぼれそうなお栄が、少しタガの緩い八五郎に頼みごととは聴き捨てになりません。
「ヘッ、まア、口説いたようなもので」
「バカ野郎、もう少し顔の紐を締めて物をいえ。涎が落っこちそうで、聴いている方が楽じゃないぜ」
「そのお栄がね、怖くて淋しくて死にそうなんですって。また昨夜のように、宇八がやって来て、力ずくで手籠めにするかも知れず、伯父の半兵衛や、本所の定五郎を狙った手が今度は私に何うかしないものでもない。小僧の定吉は本所の家へ帰ったきりで、初七日が過ぎなきゃ来てくれそうもないし、済まないけれど当分の間、近江屋へ来て泊ってくれまいか、精一杯御馳走もするし、事と次第じゃ八五郎親分に口説かれても宜い――と」
「バカ野郎」
「行って泊ってやっちゃいけませんか、親分。折角の頼みだから」
「呆れ返って物がいえねえ――が待てよ――それ程のことをいうのは、何にか思惑があるのかも知れない。随分行って泊ってやるのも面白いだろうな」
「宜いんですか親分」