후리가나로 읽는 일본 고전
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(十二)狐の嫁入
野村 胡堂
野村 胡堂의 銭形平次捕物控(十二)狐の嫁入(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 139,230자 · 280화면
そう言うだけのことです。
最後にガラッ八は、太夫元の権次郎に当ってみましたが、これは竹乗りの玉之助の不在証明を裏書するだけのことで、
「困ってしまいましたよ、小艶は一座中から憎まれていましたが、それだけ芸達者でした。小艶に死なれた上、近頃人気の出て来た小染が縛られりゃ、当分小屋は休むより外はありません。なんとか親分のお力で、小染だけでも助けて下さい。恩に被ますが」
そんなことを言うのです。少しくらいは金を出しても、小染の縄を解かせろという謎でしょう。ガラッ八は素知らぬ顔をして、木戸番や、野次馬や、近所の衆の噂をかき集めました。
それを綜合すると、小艶の増長は全く悪魔的で、一寸法師の玉六などは、悪戯っ子のように撲たれることさえあり、――玉之助は一度「女房になってくれ」と言ったばかりに、人様の前で、滅茶滅茶に恥をかかされ、道化の玉吉は舞台で自分の引立てようが悪いから、追い出すようにと太夫元へねじ込んでいるという噂さえもありました。
それに比べると、小染には悪い評判はなく、人気は近頃メキメキと小艶を凌いでおりますが、ただ正直一途で、道化の玉吉に恥をかかせたり、竹乗りの玉之助の不正を見て見ぬ振りができなかったり、変なところで怨みを買っていたことも事実です。