후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(十二)狐の嫁入
野村 胡堂
野村 胡堂의 銭形平次捕物控(十二)狐の嫁入(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 139,230자 · 280화면
それは今からちょうど二年前、銘を書いた桐の二重箱も、蜀江錦の袋も、千利休の掛け物も無事で、肝心の茶碗だけ紛失したのは不思議ですが、ともかく、名物の曙井戸の茶碗が紛失しては、預かった浅田屋の申し訳は立ちません。
かつて金三千枚で所望されたとか、城一つと引換えに懇望されたとも言われる大名物の曙井戸。それがただ無くなったでは、金森家が承知するはずもなく、主人総兵衛は二年前の二月十七日、町人ながら腹掻き切って見事な最期を遂げ、茶碗を預かった一番番頭の利八郎は首を縊って相果て、幸吉の父なる二番番頭の幸三郎は、それっきり行方知れずになってしまったのです。
後を継いだのは今の主人すなわち総兵衛の義理の弟徳次郎で金森家へ用立てた二万両の大金を棒引にし、主人と番頭が命を投げ出しての詫びに、どうやらこうやら事件を落着かせましたが、二万両の棒引はさすがに浅田屋の身上にも響いて、当主の徳次郎がやるようになってから、とかく昔のような華やかなことはなく、番頭も三番番頭の文六という無能な中年者たった一人。行方知れずになった二番番頭幸三郎の倅幸吉は、若いながら何もかも一人で取仕切って、辛くも浅田屋の暖簾を掛けている有様だったのです。