후리가나로 읽는 일본 고전
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ろくおんしゅう
録音集
豊島 与志雄
豊島 与志雄의 録音集(ろくおんしゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 3,262자 · 7화면
記録をとってみれば、例外は二十パーセントにすぎない。即ち八十パーセントまでは、音声の美と顔の美とは反比例する。――序ながら、他の調査によれば、教養の程度をぬきにして、単に筆蹟の巧拙だけから見る時、美婦は多く悪筆で、醜婦は多く美筆であって、その点右と同様の反比をなし、例外もほぼ二十パーセントにすぎないとかいう。
音声も悪く、筆蹟も拙く、さて面のみで、何の美人ぞやというわけか。そしてこれがまた、音楽や美術の方面に於て、真の天才婦人に美人少く、くだっては、芸に秀でた名妓に美人少き所以でもあろうか。
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或る若い女の告白に曰く――人の足音ほど面白いものはない。無関心な人の足音は、ただ音にすぎない。少しく関心をもつ人の足音は、その音につれて、膝のあたりまで眼に浮ぶ。少々愛する人の足音は、腰のあたりまで見えさせる。ほんとに愛する人の足音をきけば、その人の全身が眼に見える……。
これを真実だとすれば、足音をきくことによって、その人に対する愛の程度が測定出来るかも知れない。音だけに止るは無関心であり、音と共にイメージが喚起さるれば関心であり、そのイメージの如何によって、愛は半身に及び、やがて全身に及ぶ。