일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

かぎ

鍵

谷崎 潤一郎

谷崎 潤一郎의 鍵(かぎ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 102,182자 · 200화면

아오조라 문고

もっともその間に、夫は必ず茶の間へ下りて用箪笥の抽出から私の日記帳を取り出して盗み読みすることは間違いない。だがあいにくと、夫は私の日記帳がそのことに関して何も語るところがないのを発見するであろう。私はわざとここ数日間の行動を曖昧にし、「午後より外出、夕刻帰宅」とのみ記している。私は出かける時、二階の書斎に上って行って障子を細目に開け、「ちょっと出かけて来ます」と挨拶してコソコソと逃げるように階段を下りる。どうかすれば階段の途中から声をかけてそのまま出て行く。夫も決して私の方を振り返らない。「うん」と微かに頷くこともあり、その返辞も聞えないこともある。しかし私は、夫に私の日記帳を盗み読む時間を与えるのが目的で外出するのでは、もちろんない。私は或る会合の場所で木村さんと逢っているのである。どうしてそういう方法を取るようになったかというと、私は白昼健康な太陽光線の照っているところで、いささかもブランデーの酒気を帯びない時に、木村さんの裸体に触れてみたかったからである。私は関田町の家で、夫や敏子のいない所であの人に会ってはいるけれども、いつも最も肝要な瞬間、―――肌と肌とを擦り着けて相抱き合う時になると、たわいなく泥酔してしまうのである。