후리가나로 읽는 일본 고전
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かぎ
鍵
谷崎 潤一郎
谷崎 潤一郎의 鍵(かぎ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 102,182자 · 200화면
故人が書き遺して行った日記、―――分けてもこの正月以来の日記と、私のそれとを仔細に読み比べてみるならば、闘争の跡は歴々と分るのであるが、なお私としては、故人の生前には書き記すことを憚っていた事柄がかなりあるので、最後にそれの幾分を書き加えて、過去の日記帳に締めくくりをつけたいのである。
病人の死が突然であったことは今も書いた通りである。後に記すような事情で、正確な時間は分らないのであるが、死んだのは五月二日の午前三時前後―――ではなかったかと思う。当時看護婦の小池さんは二階で寝ており、敏子は関田町に去っており、病室には私だけが附き添っていた。しかし私も、午前二時頃病人がいつものように安らかに鼾を掻いているのを見て、密かに病室を抜け出して茶の間に行き、四月三十日の夕刻以後五月一日にかけての出来事を書き留めつつあった。というのは、私はその前々日、つまり夫の発病以後四月三十日までは、毎日午後の午睡の時間を利用して、二階でそっと、その前日の午後からその日の午後に至る出来事を記すことにしていたのであるが、五月一日の日曜に、はからずも秘密にしていた第二冊目の日記帳が病人や敏子に盗み読まれている事実を知り、当日はいつもの時間に二階で記すことを止め、以後は深夜の時刻を選んで筆を執り、日記帳の隠匿場所を変更することにきめ