후리가나로 읽는 일본 고전
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に、さんば――じゅうに、さんば
鏡花短篇集
泉 鏡花
泉 鏡花의 鏡花短篇集(に、さんば――じゅうに、さんば)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 33,305자 · 66화면
その目を開ける時、もし、あの丈の伸びた菜種の花が断崕の巌越に、ばらばら見えんでは、到底この世の事とは思われなかったろうと考えます。
十里四方には人らしい者もないように、船を纜った大木の松の幹に立札して、渡船銭三文とある。
話は前後になりました。
そこで小児は、鈴見の橋に彳んで、前方を見ると、正面の中空へ、仏の掌を開いたように、五本の指の並んだ形、矗々立ったのが戸室の石山。靄か、霧か、後を包んで、年に二、三度好く晴れた時でないと、蒼く顕れて見えないのが、即ちこの医王山です。
其処にこの山があるくらいは、予て聞いて、小児心にも方角を知っていた。そして迷子になったか、魔に捉られたか、知れもしないのに、稚な者は、暢気じゃありませんか。
それが既に気が変になっていたからであろうも知れんが、お腹が空かぬだけに一向苦にならず。壊れた竹の欄干に掴って、月の懸った雲の中の、あれが医王山と見ている内に、橋板をことこと踏んで、
向の山に、猿が三疋住みやる。中の小猿が、能う物饒舌る。何と小児ども花折りに行くまいか。今日の寒いに何の花折りに。牡丹、芍薬、菊の花折りに。一本折っては笠に挿し、二本折っては、蓑に挿し、三枝四枝に日が暮れて……とふと唄いながら。