후리가나로 읽는 일본 고전
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「てつ」のじのこたいとこだいのぶんか
「鐵」の字の古体と古代の文化
喜田 貞吉
喜田 貞吉의 「鐵」の字の古体と古代の文化(「てつ」のじのこたいとこだいのぶんか)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 1,707자 · 4화면
そこで「※」の字が出来た。わが国には古え軽箭・穴穂箭の名があった〔(「安康即位前紀」)〕。軽箭は青銅の鏃、穴穂箭は鉄の鏃が着いた箭である。允恭天皇の二皇子軽太子と、穴穂皇子すなわち安康天皇とが戦われたとき、青銅鏃の箭を使った軽太子が敗れて、鉄鏃の箭を使った穴穂皇子が勝利を得られた。軽箭はとうてい穴穂箭の敵ではなかった。このお話は青銅の利器が鉄の利器に駆逐さるるに至った状態を、伝説化したものであろう。別に青銅の利器を使う軍隊、鉄の利器を使う軍隊というような、そんな区別があったのではなく、両種の武器の優劣を、両皇子の争いに附会したに過ぎないものと察せられる。必ずしも「軽」と「穴穂」との名に、青銅と鉄との意義があるのではなかろう。
ついでにいう。わが国にも太古青銅の利器がなかったのではない。筑紫鉾と言われた銅剣・銅鉾の類は、少からず土中から発掘される。しかしこれはシナ伝来の文化の結果で、現にわが国で製作せられ、わが国の意匠の表現せられたものがあっても、その製作法は起原をシナに有するものと察せられる。しかしてこれとは別に鉄の精煉は行われたものらしい。これらのことについては、他日別に詳説の機あることを期待する。