일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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もん

門

夏目 漱石

夏目 漱石의 門(もん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 139,830자 · 278화면

아오조라 문고

医者は商売柄だけあって、少しも狼狽えた様子を見せなかった。小さい折鞄を脇に引き付けて、落ちつき払った態度で、慢性病の患者でも取り扱うように緩くりした診察をした。その逼らない顔色を傍で見ていたせいか、わくわくした宗助の胸もようやく治まった。

医者は芥子を局部へ貼る事と、足を湿布で温める事と、それから頭を氷で冷す事とを、応急手段として宗助に注意した。そうして自分で芥子を掻いて、御米の肩から頸の根へ貼りつけてくれた。湿布は清と小六とで受持った。宗助は手拭の上から氷嚢を額の上に当てがった。

とかくするうち約一時間も経った。医者はしばらく経過を見て行こうと云って、それまで御米の枕元に坐っていた。世間話も折々は交えたが、おおかたは無言のまま二人共に御米の容体を見守る事が多かった。夜は例のごとく静に更けた。

「だいぶ冷えますな」と医者が云った。宗助は気の毒になったので、あとの注意をよく聞いた上、遠慮なく引き取ってくれるようにと頼んだ。その時御米は先刻よりはだいぶ軽快になっていたからである。

「もう大丈夫でしょう。頓服を一回上げますから今夜飲んで御覧なさい。多分寝られるだろうと思います」