후리가나로 읽는 일본 고전
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もん
門
夏目 漱石의 門(もん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 139,830자 · 278화면
安井がもし坂井の家へ頻繁に出入でもするようになって、当分満洲へ帰らないとすれば、今のうちあの借家を引き上げて、どこかへ転宅するのが上分別だろう。こんな所にぐずぐずしているより、早く東京へ帰ってその方の所置をつけた方がまだ実際的かも知れない。緩くり構えて、御米にでも知れるとまた心配が殖えるだけだと思った。
「私のようなものにはとうてい悟は開かれそうに有りません」と思いつめたように宜道を捕まえて云った。それは帰る二三日前の事であった。
「いえ信念さえあれば誰でも悟れます」と宜道は躊躇もなく答えた。「法華の凝り固まりが夢中に太鼓を叩くようにやって御覧なさい。頭の巓辺から足の爪先までがことごとく公案で充実したとき、俄然として新天地が現前するのでございます」
宗助は自分の境遇やら性質が、それほど盲目的に猛烈な働をあえてするに適しない事を深く悲しんだ。いわんや自分のこの山で暮らすべき日はすでに限られていた。彼は直截に生活の葛藤を切り払うつもりで、かえって迂濶に山の中へ迷い込んだ愚物であった。
彼は腹の中でこう考えながら、宜道の面前で、それだけの事を言い切る力がなかった。