일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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せきぼくじょうそうぎょうきじ

関牧塲創業記事

関 寛

関 寛의 関牧塲創業記事(せきぼくじょうそうぎょうきじ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 20,461자 · 40화면

아오조라 문고

丁寧に教えくれたるも、予は如何にも我慢をして小虫を忍ぶべしと強情を主張したるも、然れども実際に当ては迚も耐る事能わざるを以て、片山夫婦にわびして服従せり。依て片山夫婦に大に笑われたり。夫れよりは彼を着用する事とせり。其使用は面部は只眼を出すのみ、厚き木綿にて巻き二重とし、頸部も同じ薄藍色木綿の筒袖にて少しも隙無き様にして、且つ体と密着せしむ。腕にて筒袖口をくくり、隙無き様にして、脚には紋平とて義経袴の如くにて上は袴の如く下は股引の如きものを穿き、足袋をはき、足袋との隙をくくるに厚き木綿を用ゆるなり。肌と着類の間に少しにても隙ある時は、小虫は此れより刺すを以て、隙の無きに注意するなり。此の如く着用するの貌を自らは其全体を見る事能わざるも、傍人の有様を見て、其昔宇治橋上に立ちて戦たる一來法師もかくあらんかと思われたり。

かかる着用にて、炎熱の日に畑に出でたるには、炎熱と厚着の為めに全身は暑さを増すのみならず、汗出でて厚く着重ねたる木綿衣は汗にて流るるが如きに至るを以て、自ら臭気を発して、一種の不快を覚ゆると其苦さとにて、一日には僅に三四時間の労働に当るのみ。