후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
とうそう
闘争
小酒井 不木
小酒井 不木의 闘争(とうそう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 19,079자 · 38화면
そうしてその時期にめぐり合せた俊才たちは、きまって憂鬱になるのだ。著しかった精神活動の時期を回顧して、だん/\深い憂鬱に陥ちこんで行くのだ。
時には肉体的の欠陥がこの弛緩状態を起すことがある。肺結核の初期には却って精神的活動を促すが、後にはやはり弛緩状態を起すらしい。慢性腎臓炎などは弛緩が著しい。そこで僕は先生が何か病気に罹られたのではないかとも思ったことがあるけれど、やはりそうではなく、俊才に生理的に起る憂鬱状態と見るのが至当だったのだ。
今になって見れば、もっと他の、学者としては最も当然な、且つ最も高尚な悩みもあったのだが、それはむしろ原因ではなくて、単にその時期に併在したと見るのが至当であろう。いずれにしても、毛利先生は、先生自身でもどうにもならぬ、況んや僕等の何とも仕ようもない憂鬱に陥ってしまわれたのである。
ところが、その憂鬱からはからずも脱し得られるような事情が起ったのだ。後から見ればそれが一時的のものであって、毛利先生はその後更にはげしい憂鬱に陥られたが、若し、先生の論敵で、先生と共に、日本精神病学界の双璧といわれて居る狩尾博士が脳溢血で頓死されなかったら、あのまゝ従前の活動状態に復帰されたかも知れぬ。