후리가나로 읽는 일본 고전
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かのように
阿部一族・舞姫
森 鴎外의 阿部一族・舞姫(かのように)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 69,875자 · 141화면
それは山中の妻の親戚に、戸田淡路守氏之の家来有竹某と云うものがあって、その有竹のよめの姉を世話したのである。
なぜ妹が先によめに往って、姉が残っていたかと云うと、それは姉が邸奉公をしていたからである。素二人の女は安房国朝夷郡真門村で由緒のある内木四郎右衛門と云うものの娘で、姉のるんは宝暦二年十四歳で、市ヶ谷門外の尾張中納言宗勝の奥の軽い召使になった。それから宝暦十一年尾州家では代替があって、宗睦の世になったが、るんは続いて奉公していて、とうとう明和三年まで十四年間勤めた。その留守に妹は戸田の家来有竹の息子の妻になって、外桜田の邸へ来たのである。
尾州家から下がったるんは二十九歳で、二十四歳になる妹の所へ手助に入り込んで、なるべくお旗本の中で相応な家へよめに往きたいと云っていた。それを山中が聞いて、伊織に世話をしようと云うと、有竹では喜んで親元になって嫁入をさせることにした。そこで房州うまれの内木氏のるんは有竹氏を冒して、外桜田の戸田邸から番町の美濃部方へよめに来たのである。
るんは美人と云う性の女ではない。若し床の間の置物のような物を美人としたら、るんは調法に出来た器具のような物であろう。