후리가나로 읽는 일본 고전
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いんじゅう
陰獣
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 陰獣(いんじゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 66,968자 · 131화면
警察医の検診によると、その致命傷を受けた時間は、前夜の一時頃らしいということであったが、何分死体には着物も持物もないので、何所の誰とも分らず、警察でも途方に暮れていた所へ、幸にも昼頃になって、小山田氏を見知るものが現われたので、早速、小山田邸と碌々商会とへ、電話をかけたということであった。
夕刻私が小山田家を訪ねた時には、六郎氏側の親戚の人達や、碌々商会の社員、故人の友人などがつめかけていて、家の中は非常に混雑していた。丁度今し方警察から帰った所だと云って、静子はそれらの見舞客にとり囲まれて、ぼんやりしているのだ。六郎氏の死体は、都合によっては解剖に附せなければならないと云うので、まだ警察から下渡されず、仏壇の前の白布で覆われた台には急拵えの位牌ばかりが置かれ、それに物々しく香華がたむけてあった。
私はそこで、静子や会社の人から、右に述べた死体発見の顛末を聞かされたのであるが、私は春泥を軽蔑して、二三日前静子が警察に届けようといったのをとめたばかりに、この様な不祥事を惹起したかと思うと、恥と後悔とで、座にもいたたまれぬ思いがした。私は下手人は大江春泥の外にはないと思った。