후리가나로 읽는 일본 고전
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かげろうざ
陽炎座
泉 鏡花
泉 鏡花의 陽炎座(かげろうざ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 33,381자 · 67화면
実際、雲の青い山の奥から、淡彩の友染とも見える、名も知れない一輪の花が、細谷川を里近く流れ出でて、淵の藍に影を留めて人目に触れた風情あり。石斑魚が飛んでも松葉が散っても、そのまま直ぐに、すらすらと行方も知れず流れよう、それをしばらくでも引留めるのは、ただちっとも早く幕を開ける外はない、と松崎の目にも見て取られた。
「頼むぜ頭取。」
頬被がまた喚く。
六
あたかもその時、役者の名の余白に描いた、福面女、瓢箪男の端をばさりと捲ると、月代茶色に、半白のちょん髷仮髪で、眉毛の下った十ばかりの男の児が、渋団扇の柄を引掴んで、ひょこりと登場。
「待ってました。」
と頬被が声を掛けた。
奴は、とぼけた目をきょろんと遣ったが、
「ちぇ、小道具め、しようがねえ。」
と高慢な口を利いて、尻端折りの脚をすってん、刎ねるがごとく、二つ三つ、舞台をくるくると廻るや否や、背後向きに、ちょっきり結びの紺兵児の出尻で、頭から半身また幕へ潜ったが、すぐに摺抜けて出直したのを見れば、うどん、当り屋とのたくらせた穴だらけの古行燈を提げて出て、筵の上へ、ちょんと直すと、奴はその蔭で、膝を折って、膝開けに踏張りながら、件の渋団扇で、ばたばたと煽いで、台辞。