후리가나로 읽는 일본 고전
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ずいひつ しほんたいへいき
随筆 私本太平記
吉川 英治
吉川 英治의 随筆 私本太平記(ずいひつ しほんたいへいき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 56,947자 · 114화면
もう二十余年も前にはなるが。
寸閑、知人の媒酌で京都へ行ったが、その一ト朝、八十余歳のN老人に早朝叩き起されて叡山へ登ってみた。頂まで観光道路ができてから叡山のスケールは全く一変の観がある。
山に近代を附加すると、山は即、下界になった。
いろんないい意味もあるが、いけないことも生じよう。伝説の“将門岩”なども観光客の足の邪魔になってるだけで、乾からびていた。その代り焼けた大講堂の再建などは、たちどころの好況らしい。
叡山だけの観光バスが終日、雲のごとく上下している景観をみても、週刊誌なんかは、およそ当今では低廉随一のものではあるまいかと思った。拝観料だの、展望台の入場料だのと、次から次に、週刊誌約一部ぐらいな小銭がついつい出てしまう巧い仕組みにできている。だが群集浪費の心理はちっとも惜しむ風がない。世に活字ほど、買うのに思案させる物はないとみえる。
「児島高徳」では、いろんな御寄書をいただいた。例に洩れず、家系、史蹟、口碑が多い。
健吉さんに嘱して載せた高徳の肖像画も、元本は津山市院ノ庄の作楽神社に伝わる木像の写しである。これは無断で相すまないが豊田稔氏の著「児島高徳皇子論」