후리가나로 읽는 일본 고전
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あめ
雨
織田 作之助
織田 作之助의 雨(あめ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 30,421자 · 60화면
ある日、軽部の同僚の蒲地某という男が突然日本橋五丁目に金助の家を訪れ、無口な金助を相手に四方山の話を喋り散らして帰って行った。何の事か金助にはさっぱり要領を得なかったが、たゞ軽部という男が天王寺第三小学校で大変評判の良い教師で、品行方正だという事だけが朧げに分った。その軽部は、それから三日後、宗右衛門町の友恵堂の最中五十個を手土産にやって来て、実はお宅の何を小生の連添いに頂きたいのですがと、ポマードでぴったり撫でつけた髪の毛を五六本指先でもみながら、金助に言った。金助がお君に、お前はときくと、お君は長い睫の眼をパチ/\としばたきながら、「私ですか。私はどうでも、宜ろしおます」一人娘のことだから養子に来ていたゞければと金助が翌日返事すると、軽部はそれは困りますと、まるで金助は叱られているような恰好であった。
そうして、軽部は小宮町に小さな家を借り、お君を迎えたが、彼は、「大体に於て」彼女に満足していると、同僚たちにいいふらした。お君は働き者なのである。夜が明けるともうばた/\と働いていた。彼女が朝第一番に唄う、こゝは地獄の三丁目、行きはよい/\帰りは怖い、という彼女の愛唱の唄は軽部によってその卑俗性の故に禁止された。