일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ゆき

雪

楠田 匡介

楠田 匡介의 雪(ゆき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 24,792자 · 50화면

아오조라 문고

着くのが、楽しみ位なものでしてね。私などもご覧の通りもう雑書を……」と山村は、後の書棚をふり返った。そこには大きな本棚がならんでいて、仏典の外に歴史や、古文書に関したもの、泉鏡花や森おう外の全集さては外国のシリーズ物らしい本が、背の美しい金文字と飾りをあわいランプの灯の中に浮かしていた。

「ほう、大変なもので……」とやはり、人並以上に本の好きな、田名網警部は、心からうらやましそうに合づちを打った。本当に、本を愛する者でなければ、あのズラリとならんだあの美しい装丁の感覚にはとらわれない。殊にこうしたヘンピの地ではそれは唯一の楽しみであったであろう。

「父は若い時から、相当和本類を集めていまして、その血が、私につながって来たのでしょう。私もごらんの通りの本好きでして……」

とふと彼は笑ったが「父の蔵書は私の遊学中、早川さんに大部分お譲りしていました」と声を落した。

「そうですってね。……今度の事件があったからではないんですがそんな事で御先代と早川さんの間に、何か問題でもあったような事……まあそんな事は、あなたにお聞きするのも変なことですが……」

「さあ別に……父は、中には大変おしがっていたものもありましたが……」