후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ゆき
雪
楠田 匡介
楠田 匡介의 雪(ゆき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 24,792자 · 50화면
私より長年樺太で生活していられる皆さんが、石油が凍ってランプの消える時の状況はどんな風かよく知っていられると思います。広瀬先生のご覧になった通りですね」
「うむ、あの夜は寒かった」
「そうです。記録は、戸外では零下三十六度を下廻っている筈です。余りに有りふれた事なので、かえって樺太住いの皆さんには、気が付かれなかったのです。私は、あのシンの出されたまま、黒くもえ切っているのを見て不思議に思ったのです。そしてその原因を調べて見て、あのようにシンの黒くなって燃え切るには、二つの原因しか、ない事を知りました。
一つは、油のなくなった時。今一つは油の凍った時です。が油はあの通り残っていました。では石油の凍った時しかなくなります。では石油が凍るには、どの位の寒さが必要でしょう。私は、あの部屋の状態から帰納して、あのランプは二時に消されたと断定したのです。そしてそれから逆算して、私はあの部屋のストーブは、もう長い事、火が消えていたと推定したのです。そう考えて来るといくら用があったかも知れないが早川が病身で、二時間も、三時間も零下二十度近くも下ったであろう、あの深夜の部屋にいた事の、不合理に気がつきました。