후리가나로 읽는 일본 고전
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せつれいぞくき
雪霊続記
泉 鏡花
泉 鏡花의 雪霊続記(せつれいぞくき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 6,120자 · 13화면
と見ると、怪し火は、何と、ツツツと尾を曳きつつ、先へ斜に飛んで、その大屋根の高い棟なる避雷針の尖端に、ぱっと留って、ちらちらと青く輝きます。
ウオオオオオ
鉄づくりの門の柱の、やがて平地と同じに埋まった真中を、犬は山を乗るように入ります。私は坂を越すように続きました。
ドンと鳴って、犬の頭突きに、扉が開いた。
余りの嬉しさに、雪に一度手を支えて、鎮守の方を遥拝しつつ、建ものの、戸を入りました。
学校――中学校です。
ト、犬は廊下を、どこへ行ったか分りません。
途端に……
ざっざっと、あの続いた渦が、一ツずつ数万の蛾の群ったような、一人の人の形になって、縦隊一列に入って来ました。雪で束ねたようですが、いずれも演習行軍の装して、真先なのは刀を取って、ぴたりと胸にあてている。それが長靴を高く踏んでずかりと入る。あとから、背嚢、荷銃したのを、一隊十七人まで数えました。
うろつく者には、傍目も触らず、粛然として廊下を長く打って、通って、広い講堂が、青白く映って開く、そこへ堂々と入ったのです。
「休め――」
……と声する。
私は雪籠りの許を受けようとして、たどたどと近づきましたが、扉のしまった中の様子を、硝子窓越に、ふと見て茫然と立ちました。