일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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せつれいきじ

雪霊記事

泉 鏡花

泉 鏡花의 雪霊記事(せつれいきじ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 6,532자 · 14화면

아오조라 문고

」

と汚い病苦の冷汗に……そよそよと風を恵まれた、浅葱色の水団扇に、幽に月が映しました。……

大恩と申すはこれなのです。――

おなじ年、冬のはじめ、霜に緋葉の散る道を、爽に故郷から引返して、再び上京したのでありますが、福井までには及びません、私の故郷からはそれから七里さきの、丸岡の建場に俥が休んだ時立合せた上下の旅客の口々から、もうお米さんの風説を聞きました。

知事の妾となって、家を出たのは、その秋だったのでありました。

ここはお察しを願います。――心易くは礼手紙、ただ音信さえ出来ますまい。

十六七年を過ぎました。――唯今の鯖江、鯖波、今庄の駅が、例の音に聞えた、中の河内、木の芽峠、湯の尾峠を、前後左右に、高く深く貫くのでありまして、汽車は雲の上を馳ります。

間の宿で、世事の用はいささかもなかったのでありますが、可懐の余り、途中で武生へ立寄りました。

内証で……何となく顔を見られますようで、ですから内証で、その蔦屋へ参りました。

皐月上旬でありました。

三

門、背戸の清き流、軒に高き二本柳、――その青柳の葉の繁茂――ここに彳み、あの背戸に団扇を持った、その姿が思われます。