후리가나로 읽는 일본 고전
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くもとこもりうた
雲と子守歌
小川 未明
小川 未明의 雲と子守歌(くもとこもりうた)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 4,823자 · 10화면
それが、なんで病床に横たわる、患者たちの安静を妨げずにおくことがありましょう。おばあさんは、ついにたまりかねて、足音をたてぬように、階段を下りると、ようすを見に外へ出ていきました。
いつしか、人の気づかぬうちに、天気模様はがらりと変わっていました。真っ暗な空は、ただ一つの星影だに、目にとまらなかった。吹きすさぶ風にまじる粉雪が、顔を打ち、もつれた髪に、降りかかりました。
あちらには、獰猛な獣の、大きい目のごとく、こうこうとした黄色の燈火が、無気味な一筋の線を夜の奥深く描いているのです。
翌日の明け方、子供は、ついにこの世界から去りました。雪は、その道筋を潔めるため、白く化粧して、野原や、森までを清浄にしました。そして、風は、悲しむ母親に代わり、はるかなる国へさまよいゆく、みなし子のために、かすれがちな声で、子守歌をうたってきかせるのであります。