후리가나로 읽는 일본 고전
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うんなんしゅびへい
雲南守備兵
木村 荘十
木村 荘十의 雲南守備兵(うんなんしゅびへい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 37,859자 · 76화면
そこは、命令をうけても新任の守備隊長の許へ、出頭しようともしない、黄中尉という乱暴者が守備していた。
丘を越えると、行手の山道は、灰色の岩に深くジグザグに刻み込まれ、血が流れて赤黒くかたまったように、遠い禿山の山腹まで続いている。
その山道には、小さく、赤い動物が、点々と行列をつくって這い廻っているのが見える。
太陽は、いよいよ沈んで、暗灰色の雲も、山岳も、丘の起伏も、深く黒い影をつけて、血の色をした海が波打っているようである。
兵は丘を降りかけて思わず立竦んだ。彼等は印度支那・雲南間を殆んど踏破して、怪獣の出没する熱帯ジャングルも知っているし、奔流の上一千呎の垂直に近い絶壁の側面について走ったり、百七十二箇所のトンネルをくぐる越鉄路の難所も、瘴癘無人の魔所も見て来たが曽つてこんな陰惨な光景に出会ったことはなかった。
今では、西蔵の拉薩も世界の秘密ではなくなったが、これこそは、文明から数世紀も隔絶された、戦慄すべき場所なのである。
「おい、急げ、陽が落ち切っては仕事が仕難いぞ」
孫伍長も、この鉱区の物凄い相貌にはぎょっとしたが、強いて勢いよく、先頭に立って歩き出した。