후리가나로 읽는 일본 고전
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うんなんしゅびへい
雲南守備兵
木村 荘十
木村 荘十의 雲南守備兵(うんなんしゅびへい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 37,859자 · 76화면
美国だって箇旧の錫がどうして採鉱されているか位知らんで金を貸すか。その金の為に戦争が続いて何百万の兵隊が死のうが、箇旧で中国の子供が全滅してしまおうが、美国が今更何を云うか。人道主義は向うの売物なのだぞ。その売物の人道主義を何で美国が買うんだッ。奴等の買いたいのは錫なんだ。いいか欲しいのは錫なんだぞ。馬鹿者奴! 分ったか」
大佐は、自分の言葉に調子づき、一気にまくし立てて軍曹を見守ったが、その大きさの違う眼は(小僧、呶鳴られて内心ふくれてるな、だが、お前なんぞに話しても分らんだろうが、俺の今云ってることは真相なんだぞ)と云っていた。
孫軍曹は答えなかった。大佐は、そのむっつりした態度に、ぴくっと眉を動かすと、顎で扉を締めさせて、低い調子で云った。
「孫、考えなくちゃいかんぞ」
「はあ?」
「抗戦の前途ももう先が見えて来たんだ。将軍連はみんな保身の道に……つまり、この戦争がどんな風に結末がついてもいいようにだ、自分の地盤と金を作ることに一生懸命だ……吾々だけが前線で頑張って見たところでどうにもなるもんじゃない……自分が前線からここへ来たのも分るだろう……いいか、だから、つまらん事に力みかえらんで鉱区の成績をあげさせろ。