후리가나로 읽는 일본 고전
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うんなんしゅびへい
雲南守備兵
木村 荘十
木村 荘十의 雲南守備兵(うんなんしゅびへい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 37,859자 · 76화면
が、孫永才は答えなかった。
「ああ、喋っていて陽が大分動いた。春生たちがお腹を空かしているだろう。さ、帰るとしようか」
老人は、考え込んでいる孫永才を、鳥渡憐れむように見たが、直ぐいそいそとした様子で立ち上った。孫永才には、老人のいうことが、分った様でやはりハッキリ分らなかった。
彼の頭に残ったものは、憎いH・デューランを撃ちもらしたことと自分が命を捨ててかかった仕事をくだらないと云われたことだった。
彼は、歓ぶ春生達と、貧しい食事を済ますと、万一にも迷惑をかけては相済まぬから、当分遠ざかって考えると、老人に囁いて小屋を去った。そして野菜売りに変装して少しばかりの荷をかつぎ、執拗にもH・デューラン氏の裏口から入り込んだ。昨夜の今日で警戒は慎重を極めている。彼は、夜になったら機会はないと知ると、僅かな隙を見て床下に這い込んだ。二時間、三時間、五時間、六時間……
彼の辛棒は、彼の憎しみと同様に強かった。そして、その間にH・デューラン氏の居間らしいところを突きとめた。
デューラン氏は、不意の襲撃に怯え切って、香港に一時避難する仕度の為に、書斎と居間の間を忙しく歩き廻っていたのである。