후리가나로 읽는 일본 고전
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らいほうとうものがたり
雷峯塔物語
田中 貢太郎
田中 貢太郎의 雷峯塔物語(らいほうとうものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 22,606자 · 45화면
「そんなことはありませんが、私は、家もない、何もない、姐の家に世話になって、それで、日間は親類の鋪へ出ているものですから」
「他に御事情がなければ、他に御事情があればなんですが、そんなことなら私の方でどうにでもいたしますから」
そう言って白娘子は顔をあげて婢を呼んだ。小婢がもうそこに来ていた。白娘子は何か小声で言いつけた。
小婢はそのまま室を出て往ったが、まもなく小さな包みを持ってきて白娘子に渡した。白娘子はそれをそのまま許宣の前へ置いた。
「これを費用にしてくださいまし、足りなければありますから、そうおっしゃってくださいまし」
それは五十両の銀貨であった。許宣は手を出さなかった。
「それをいただきましては」
「いいじゃありませんか、費用ですもの」
白娘子はそれを許宣の手に持っていった。許宣は受けて袖の中へ入れた。
「それでは、今日はもう遅いようですから、お帰りになって、またいらしてくださいまし」
小婢がそこへ傘を持って出てきた。許宣はふらふらと起って傘を持って出た。
許宣は夜になって姐の許へ帰って、結婚の相談をしようと思ったが、人生の一大事のことをせけんばなしのようにして話したくないので、その晩は何も言わずに寝て、翌朝起きるなりそれまで貯えてあった僅な銭を持って市場へ往き、※(「奚+隹」