일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しんさいにっし

震災日誌

喜田 貞吉

喜田 貞吉의 震災日誌(しんさいにっし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 19,617자 · 40화면

아오조라 문고

有名な書肆浅倉屋がある。その莫大な蔵書はどうなったことであろうと気にかかる。

真砂町に引き返して、春日町の停留場へ来てみると、ここには早くもテント張の救護所が用意されている。行きにはさまでにも思わなかった電車道には、本郷の方から郡部に向って逃れる焼き出されの避難者がすでに陸続としている。荷物を背負うたもの、子供の手を引いたもの、老人を肩にかけたもの、脛もあらわの足袋跣足の妙齢の婦人、千差万別いずれを見ても気の毒なものばかりだ。

小林君の子供は都合よく見付かったかと、帰りに再び寄ってみる。未亡人はすでに帰られて、親戚の家族や近所の人々とともに、小日向台町の少しばかりの空地の芝生に、戸板を出したり、毛布を敷いたりして、露宿しておられる。子供は五中の始業式が終った後に、果して四谷の姉の所へ遊びに行って、そこで地震に遭って帰られなくなっていたのだという。まずもってめでたい。

宅へ帰ってみると、町内の人々は一様に電車線路や豊島岡御墓所の門前、護国寺の境内に露宿している。遠方の焼き出された人々が、荷物を持ち込んでここに避難しているのも少くない。宅の家族らも門前に出て寝もやらず、自分の帰りを待っている。