후리가나로 읽는 일본 고전
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しんさいにっし
震災日誌
喜田 貞吉
喜田 貞吉의 震災日誌(しんさいにっし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 19,617자 · 40화면
お蔭で今日はだんだんと気ものんびりとして来た。午前に高等師範なる文部省仮事務所へ見舞に行く。文部省は仏蘭西大使館からの飛び火で、土蔵一つ残して全焼したのだ。
京都大学から書記角田諒造君がはるばる見舞に見えた。それで始めて京都の消息がわかった。あちらでは頻発する新聞号外の報道に驚かされて、大変な騒ぎだという。京大文学部では自分のほかに、鈴木・厨川〔(白村)〕の両教授と、書記の伊津野直君とが震災地に来ておられるはずだが、その消息を知らぬかと問われる。しかし自分には一向わからぬ。そのほかに考古学の梅原末治君が一日に東京へ来られたはずだが、それもわからぬ。
心配していた妻の妹から書面を持って使の者が来た。それによると、かの女は先日来幼女を連れて本所の親戚に逗留しているうちに、かの大地震に出会ったのだ。例の着のみ着のままで焼け出され、幼女のごときは肌襦袢一枚のままに背負い出して、やっと火を免れ免れしつつ、北足立郡谷塚なる自宅へ帰ることが出来たのだという。何という嬉しい便りだろう。これでともかく身内の者は皆無事だったことが判った。ここに嬉しい便りの記事のついでに、今一つ書き加えておきたい。