후리가나로 읽는 일본 고전
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れいこんだいじゅうごうのひみつ
霊魂第十号の秘密
海野 十三
海野 十三의 霊魂第十号の秘密(れいこんだいじゅうごうのひみつ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 43,100자 · 86화면
「これはことによると、えらいさわぎをひき起すことになるぞ」
治明博士は青くなって、舞台を見入った。
隆夫に似た青年は、ついに聖者の前に棒立ちになった。
すると聖者はやおら椅子から立上った。そして両手をしずかに肩のところまであげたかと思うと、両眼をかッと見開いて、自分の前の青年をはったとにらみつけ、
「けけッけッけ」
と、鳥の啼声のような声をたてた。
そのとき来会者たちは、聖壇の上に、無声の火花のようなものがとんだように思ったということだ。が、それはそれとして、聖者ににらみつけられた青年は、大風に吹きとばされたようにうしろへよろめいた。そしてやっと踏み止ったかと思うと、これまた奇妙な声をたて、そしてその場にぱったりと倒れてしまった。
奇蹟はまだつづいた。このとき聖者の身体から、絢爛たる着衣がするすると下に落ちた。と、聖者の肉体がむき出しに出た。が、それは黄いろく乾からびた貧弱きわまる身体であった。聖者の顔も一変して、猿の骸骨のようになっていた。聖者の身体はすーッと宙に浮いた。と見る間に、聖者の身体は瞬間金色に輝いた。が、その直後、聖者の身体は煙のように消え失せてしまった。