후리가나로 읽는 일본 고전
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ほしみせ
露肆
泉 鏡花
泉 鏡花의 露肆(ほしみせ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 15,973자 · 32화면
思い思いに気の合ったのが、帰際の世間話、景気の沙汰が主なるもので、
「相変らず不可ますまい、そう云っちゃ失礼ですが。」
「いえ、思ったより、昨夜よりはちっと増ですよ。」
「また私どもと来た日にゃ、お話になりません。」
「御多分には漏れませんな。」
「もう休もうかと思いますがね、それでも出つけますとね、一晩でも何だか皆さんの顔を見ないじゃ気寂しくって寝られません。……無駄と知りながら出て来ます、へい、油費えでさ。」
と一処に団まるから、どの店も敷物の色ばかりで、枯野に乾した襁褓の光景、七星の天暗くして、幹枝盤上に霜深し。
まだ突立ったままで、誰も人の立たぬ店の寂しい灯先に、長煙草を、と横に取って細いぼろ切れを引掛けて、のろのろと取ったり引いたり、脂通しの針線に黒く畝って搦むのが、かかる折から、歯磨屋の木蛇の運動より凄いのであった。
時に、手遊屋の冷かに艶なのは、
「寒い。」と技師が寄凭って、片手の無いのに慄然としたらしいその途端に、吹矢筒を密と置いて、ただそれだけ使う、右の手を、すっと内懐へ入れると、繻子の帯がきりりと動いた。そのまま、茄子の挫げたような、褪せたが、紫色の小さな懐炉を取って、黙って衝と技師の胸に差出したのである。