일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

あおいめがね

青い眼鏡

野村 胡堂

野村 胡堂의 青い眼鏡(あおいめがね)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 12,201자 · 24화면

아오조라 문고

暫らく黙って居た大谷千尋、この時漸く顔を挙げて、

「有難う花房探偵、今その理屈が解ったところでもう遅い。ところで最後に一つ、俺にも善根を施さしてくれ、それはその金庫に縛られて居る女だ、多分花房探偵ほどの者も気が付かなかったろうが、自堕落な始末の悪い気違いとばかり思って居たその女が、世にも稀な貞女だということを、今晩はじめて俺は知ったのだ。この寒さに、何時までもそのままで置いては可哀想だ、色後家ならこのお仕置もいいが、貞女と解っては、その半裸体が、俺が自分でした事ながら見ちゃ居られない、大急ぎで縄を解いて暖めてやってくれ、それが、三年前にその女から夫を奪った、俺のせめてもの好意だ」

大谷千尋ほどの者も、悲痛な面をあげて、花房一郎の顔と、金庫の前の美女とを見比べるのでした。

「よく言った」

花房一郎は駆け寄って、半裸体の美女を抱き起し、急しく縄を切り払って、脱がせ、着物を着せてやりました。

「ウム――」

僅に通う息、美しい貞女は、夢心地に眼を開いて、漲る明りの中に、この異様な光景を見廻しました。